手紙

古書店でバローズの文庫本を買った。創元推理文庫の「火星シリーズ」だ。

既に持っている本だったけれど、随分と状態の良い本だったし、高くも無かったのでつい買ってしまった。

当然と言うべきか、その本は読まれることなく、私の本棚に収まってしまった。

何ヶ月かしてその文庫本をパラパラと捲っていると、中から1枚のハガキが出てきた。

ハガキは、大学生らしい女の子が、九州に住む親へ向けて書いたものらしく、現在の生活や、年末にはお土産を持って帰るから、と言った事がびっしりと書かれていた。

私は不思議な気持ちになった。この文庫本はいつから古書店に並んでいたのだろう。ハガキを本に挟んだまま、うっかり売ってしまったのだろうか。

古書店で見つけた事を、鉛筆で書き添えて出そうか、と思ったが、あまりにもびっしりと書いてある為、書き添えるスペースが無い。

私はそのままハガキをポストへ投函した。

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