釣りカバ日誌

今回は趣向を変えて社内行事のレポート。ちょっと長いです。釣りをなめるとこんな目に会うかもと言うお話。


 参加者総勢18名。当日、午前7時30分までに駅前集合、という中々厳しい条件にもかかわらず、次々と集まって来る男達。(残念ながら女性は一人も参加していなかった)誰もが皆、少年の様に目をキラキラとさせ、ニコニコ顔である。『へ~ツこの人がこんな顔をするんだ』というぐらいちょっとこの表情は会社でお目にかかることができないだろう。こんな楽しそうな顔を見せつけられると、釣竿など10年以上も握っていなかった私まで、何だか楽しみになってくる。『ああっ早く釣りたいっ』とはやる気持ちを抑えつつ、釣宿から迎えに来た車に乗り込んでいった。

 港に着くと、仕立て船(貸切の釣船)が用意してあり、皆自分のポジションをキープしていく。座る場所など、何処でも良い様な気がするのだが、船は場所によって揺れ方が違うらしい。少々(かなり)二日酔いぎみの私は大先輩のアドバイスもあり、後方に座らせていただく事にした。

 今回の獲物はハゼである。ハゼといえば入れ食いの魚として有名であり、一日で100匹ほど釣り上げる人も少なくないらしい。これは、初心者の人も楽しめる様にと、釣り会幹事からのありがたい配慮であった。もちろん釣竿から餌まで全て用意済、何の心配も要らない。あとは出発を待つばかり……、のはずであった。ところが船は中々出発をしない。エンジンを駆けたまま、港でユラユラと揺れている。色々と準備がいるらしい。

 だがこれがまずかった。動かない船のエンジンから出てくる排気ガスの匂いが、少々(かなり)二日酔いの私には、非常に堪える。おまけに後部座席、エンジンのすぐそばではないかっ!!『もう少し、もう少し辛抱すれば船は、船は出発してくれる。そうすれば二日酔いではなく、船酔いだ』と訳のわからないことを考えながら頑張ったのだが、遂に堪えきれず船の最後尾からまき餌をしてしまった。

 しかしこれで気分爽快、立ち直った私と共に、船は港を離れ漁場へと向かっていった。

 さあっ戦闘開始だ!!と釣糸を垂れること数分、誰の針にもハゼはかかってこない。おかしい、入れ食いの魚のはずでは?等と考えだしたころ、船頭さんも同じことを考えたのか、場所を移動させると言い出した。しかし次の場所でも反応はない。また移動だ。てなことを4~5回繰り返しただろうか?いいかげん皆がうんざりしかけた頃、反応が出始めた。

 船のあちらこちらで、歓声があがる。素人の私の竿にもアタリ(魚が餌に食いっく手応え)があった。釣れたのだ。入れ食いには程遠いが、皆そこそこに釣れだした。苛々ムードもふき飛び、缶ビールを飲んだり、雑談をしたりしながら、ワイワイと釣りに興じはじめた。

 幸い当日は天気も快晴で、私などはたくさん釣ることが目的ではない為、後はのんびりと、船の揺れに任せながら一日を過ごそうと考えていたのだが、なかなかうまくはいかない。陸の上では何ともない日差しが、波の乱反射のせいで、2倍にも3倍にもなって返ってくる。『暑い』のである。

 名人達は皆、長袖着用に帽子をかぶっているのであるが、この格好は伊達では無かった。最初の船の移動でかぶる波しぶき、照りつける太陽の日差し、そして、何時吹きだすかも知れない風、等々あらゆる変化に対応すべく考えだされた、究極のスタイルだったのだ。釣りをなめちゃあいけないネまったく。(と、感心できる様になるのは陸に上がってからだった)

 二日酔いの後遺症と太陽の日差しと闘いながら、やがて昼食の時間をむかえる。船頭さんが料理してくれた、揚げ立ての天ぷらだ。旨い、生き返る!!ご飯も漬物も味噌汁も、皆ばくばく食べる。船の上での食事はまた格別であった。

 船は約3時には引き上げる。食後は各々思い思いに時を過ごす。最後まで頑張るK名人、ハゼでは物足りなかったのか、ゴロ寝するⅠ名人等々。
私の釣果は5匹、多い人で20数匹であったであろうか。やはり腕の差はでる。

 たかが釣り、されど釣り。色々と勉強になる一日であった。

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