映画「TENET」観賞

時間をテーマにしたSF作品。異なる流れの時間を一つの映像として表現されたのには驚きました。これはその感想ですが、ネタバレしない様に書いてみました。

近未来の世界で科学者AとTが時間航法について話をしている。
A「何故、今だに時間航法は確立されないのか。一般には重力ポテンシャルの低い位置での時間の進み方は、高い位置よりも遅くなる。つまり惑星や恒星の表面では宇宙空間よりも時間の進み方が遅い、と言う話や、陽電子が時を遡る電子であるという解釈について今更君に説明する必要もないと思うが・・・。この理論を突き詰めれば時間航法も完成するんじゃないだろうか。」
T「そりゃあ、まあそうかもしれないが、根本はタイムパラドックス問題が解決出来ないからじゃないのか。よく言われるじゃないか、親殺しのパラドックス。時間を遡って、自分が生まれる前の両親を殺した場合、自分の存在はどうなるのか。最も時間を遡っても歴史の変革は出来ない、と言う前提に立てば問題は解決するがね。」
A「確かに、でもそれではロマ・・・。」
T「ロマ?」
A「あ、いやいや、その問題についてはパラレルワールド説で解決出来そうな気もするんだ。」
T「ああ、過去の歴史を改変する事によって、今までとは異なる新しい歴史がスタートするってやつね。だから時間を遡って歴史を変えた人物の、元いた世界の歴史は変わらないが、新しい平行世界では親が亡くなり、自分も存在しない世界が誕生する。そういった微妙に異なる世界が無数に存在する、って事だろう。でもそれでも解決できない問題もあるんだ。パラレルワールドを認めると言う事は、パラレルワールドが存在しない世界も認める、って事だろ。」
A「えっ?」
T「宇宙が誕生しなかった宇宙。時間が存在しない世界。その他色々ね。」
A「つまり時間航法は完成しない、と言う事かい。」
T「いや、そうとも言えない。遠い将来、もし時間航法が完成するのならば、何故我々のいる現代に未来から人が来ないのか、って話もあるけど、それは我々が時間・歴史の変革を認識できないからじゃないのかと思ってる。歴史が変わった、と認識できるのは元の歴史と変革後の歴史を知っている人物だけだろ。どこをどう変えられても、我々は知り様がないのさ。」
A「????・・・???」

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント