小説を購入

 私の場合、小説を新聞や雑誌連載で読んで、それから単行本を買うと言う事は、まあ殆どありません。

 新聞の書評やネット情報を参考にしたり、書店で並べてある表紙やタイトル、作家名から面白そうな作品を選び、適当に購入します。無名の作者(唯自分が知らないだけの場合が多い)でも、購入動機にはあまり影響しませんが、変な名前の作家は何となく買わない事が多いですね。

 基本は読めれば良いと言う考え方なもので、同じ作品でハードカバーと文庫があれば、通常は文庫本を選択します。逆に文庫本で読んで面白かったので、同一作家の単行本を買う事もしばしばありますが・・・。基準ははっきりしません。自分の中で、これはハードカバーで残しておくべき作品だ、とか、これは文庫が良いやとか、何となく判断しているだけです。既に多数の作品を発表しおられる作家の場合は、文庫本に走る傾向が強い様です。書評や装丁の印象だけで中身も知らずに買う事もありますから、本当に適当な買い方ですね。唯、不思議と新書版の本はあまり買いません。新書で先行発売される事が多い西尾維新も面白いとは思うのですが、文庫でしか買わないですね。書店に行っても小説の新書版コーナーには足が向かないのです。理由は自分でもはっきりと判りませんが、ハードカバーや文庫本程、その出版ポリシーがはっきりとしていない、と言う事なのだろうと感じています。

 文庫本は通常、外出先に向かう途中の電車やバスで読む事が多いと言うか、意識して外に持ち歩きます。携帯しやすいと言う事や、狭い電車の中でも読みやすいと言うのが、文庫本のメリットでもありますから。

 逆にと言うか、当然と言うべきか、ハードカバーの本は家で読む事が多いですね。ハードカバーの本は重いし広げにくいしと、機能性や合理性の面から考えると全く扱いにくい本ですが、読み終わった後本棚に飾った時の、表現しがたい満足感が私は好きです。時代が変化しても、こう言う出版スタイルは日本の文化の一端として残しておくべきでは、何て考えてしまいます。

 多分、次第に困難な状況に世の中も変化するのでしょうが・・・。いくら残しておくべきだ、とか言っても、あまりにも単価が上がってしまうと誰も買わないですよね。

 この文章を書いていて、どうしても納得がいかない事を一つ思い出しました。それは早川書房から出たアイザック・アシモフのロボットシリーズの事です。この第一・二回作品に当る『鋼鉄都市』『はだかの太陽』は同社より文庫本で出版されました。(文庫本以前に他の形態で出されてもいます)続く第三作目『夜明けのロボット』はハードカバーで出版されました。私は3作目からはハードカバーで購入し最後まで揃えたのですが、『鋼鉄都市』『はだかの太陽』は文庫版で出版されたままなんです。これってちょっと嫌じゃないですか?私だけでしょうか。

 仕方が無い(事も無いのですが)ので、私は同シリーズを文庫本でも揃えました。・・・でもそれでも納得できなかったので、同社にメールで問い合わせ・申し入れを行いました。「ぜひハードカバーで出版して欲しい」と、返事は直ぐ帰って来ましたが、残念ながらその予定は無い、と言うものでした。最近これはもう自分でハードカバーを作るしかない、何て考え出しています。今はそれが出来る時代ですから・・・、でも私も馬鹿ですよね。

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